宮崎勝之 - Katz's Diary -

2013年8月2日金曜日

僕の巻き爪の話です


長いのでスルーして下さい(笑)

初めて足の指の爪が巻いてきたのに気がついたのは大学生の頃。たいして気にもせず時は流れ、
1990年代の半ば頃、アメリカ旅行中に親指に痛みを感じた。旅行中だったので医者にも行けず暫く様子を見ていたら指先に小さな膿が溜まってきた。
この時は「ひょう疽」かも知れないと不安だったが、日本に帰っても直ぐにツアーが待っていたので仕方なく放置していた。
ツアーの途中で音楽仲間の外科医がライブを見に来てくれ、打ち上げにも参加してくれたので、思い切って指を見てもらったら「巻き爪やわ…」との事。この時初めて「巻き爪」なるもを知った。
ツアーから帰って近くの整形外科を受診した。幸いまだ軽く、抗生剤の服用だけで炎症も治まったが、その医師は僕の爪をみて「白癬菌に感染してますね」と。「白癬菌に感染しているから爪はもろくなって巻き爪になりやすいんです。白癬菌の治療をしないと何度も再発すると思いますよ」と告げられた。
治療方法を聞くと飲み薬と塗り薬の2種類があるが、塗り薬は弱いのであまり効果が期待出来ないとの事。飲み薬はかなりの効果があってほぼ完治するとの事ですが、半年間飲み続けないといけなのと、一日でも飲み忘れると全く効果が無くなるとの事、しかも肝臓にかなり負担がかかるらしい。若い頃肝臓を悪くし入退院を繰り返した事があるので、その話を聞いた時点で直ぐに諦めた。
それから大したトラブルもなく10数年が経った。巻き爪の事など忘れていた2009年頃にまた痛みを感じ始めた。前回と違う左足だった。以前に経験があるので、また酷くなれば医者に行けばいいやと数ヶ月放置していたら、前回どころではなく指先全体に膿が溜まって親指の先が黄色くなって来た。さすがに病院に行かないとまずいなと思って受診をしたら、抗生剤では無理との事で即手術となってしまった。指先に麻酔を打ち食い込んだ爪の部分を斜めに切除。この麻酔の痛さは半端じゃなかった。その時も「白癬菌がねぇ…」との事だった。
それから2年後、また食い込んで化膿してきた。前回の手術の事が頭をよぎったので、この時は直ぐに受診した。症状が酷くなかったので抗生剤だけで治ったのだが、こんな事を繰り返すのも嫌だったので悩んだあげく、「白癬菌」の治療を願い出たが、過去に肝臓を痛めた事があるので医師からは断られた。
ワイヤー治療をするにも巻き過ぎているので無理だと思い(この時点では自己判断です)自分としては一生騙し騙しこの状態を続けていかないといけないのだなと諦めていた。
そんな時、右足の前回とは違う箇所が食い込んで化膿してきた。手術はやはり避けたいので早め、(と言っても仕事等の都合で1ヶ月程かかったが)いつもの病院で受け付けをして待っていた。
待っている間にふと脳裏に浮かんだ。「待てよ、いちど別の病院に行ってみよう」と。そこの病院にしか行ってないのでよそに行けば他の選択肢もあるかも知れないと。
急遽、受付をキャンセルして総合病院の整形外科に行ってみた。そこの病院を選んだのはワイヤー治療もやっているとネットで情報を得ていたから。受診をしてみたらワイヤー治療はもうやってないとの事で、手術を奨められた。「鬼塚法」と言われる手術で爪が巻いている所を根本まで切除してその部分には爪がもう生えて来ないようにする術法らしい。受診初日は取りあえず抗生剤で様子を見ようと言うことになり処方を受けた。
その帰り道に、ネットで巻き爪矯正をやっている病院の情報も得ていたのでそちらを受診。その医院はプレート式の矯正をやっているのだが、僕も爪をみて「申し訳ないですが当院では無理です」との事。どんだけ酷い巻き爪なんやと思いながらその医院を後にする。その後、知り合いの整形外科の医師とも相談をし、「鬼塚法」で手術をする決心をし、再度受診。
抗生剤では痛みは治まらなかった事もあって手術の予約をする事になった。その時点ではこちらの予定がわからなかったので1週間後に再受診をして日程を決める事になった。
帰宅後、皮膚科も受診してみようと思い立ち診療時間を調べたら、あと10分しかない事に気づく。どうしようかと悩んだが、取り敢えず行ってみようと滑り込みで受診に成功。
以前から聞いてはいたが、巻き爪に限らないと思うが、整形外科、外科、皮膚科では治療の考え方が違うみたいで、皮膚科の医師は出来る限り手術は避けたがる様な感じがした。その医師は指を診て「くい込んでますね。痛いでしょ?この部分だけ爪を切りますね」と直ぐにカットされた。整形外科では何もしてくれなかったのに、これで痛みはずいぶんやわらいだ。そして、くい込まない様にとテーピングの仕方を教えてくれて、手術は出来るだけ避けた方が良い、これほど巻いているとワイヤー治療は無理と説明を受けた。そして、その皮膚科ではやっていない「VHO法」の話をしてくれ、関西の名医を紹介していただいた。
翌日はOFFだったのでその病院を訪ね「VHO法」を受けたのだが、その医師は僕の巻き爪の場合微妙だそうで、どこまで矯正の効果があるのかわからないのと、再発率の高さを説明を受けた。「鬼塚法」の話を聞いてみたが、その医師は「フェノール法」をお薦めしますとのこと。「鬼塚法」はけっこう根本の取り残しがあるのと、出血、痛みがきついとの事。どちらも切り取った部分の爪が生えて来ない様にする術式だが、手術をする事になったらどちらにするか決めないといけない。
今回は、取り敢えず痛みの少ない「VHO法」でお願いをして様子を見る事に。これでダメなら手術と言うことで…
トータルで8人の医師と話しをした訳だが、その内4名の医師に質問を投げかけてみた。
「やはり白癬菌の影響が大きいのですか?」と。
すると全員、爪をみて
「白癬菌には感染してませんよ。」
と…
おいおい!! 僕は白癬菌だと思い諦めていたのに何なんだ最初の医師は???

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